全国こどもピアノコンクール全国大会を終えて

― ピアノを通して「挑戦する力」を育てる ―

今年も、全国こどもピアノコンクール全国大会に、教室から生徒たちが挑戦しました。

結果は、優秀賞・銅賞・銀賞をいただくことができました。

全国大会という大きな舞台に向けて、日々練習を重ねてきた生徒たち。
そして、ここまで一緒に支えてくださったご家族の皆さまにも、心より感謝申し上げます。

目次

全国大会を終えて、もう次の一歩へ

今回、私が特に嬉しく感じたのは、結果だけではありません。

全国大会で優秀賞をいただいた生徒は、早くも「来年は金賞を取りたい」
という新しい目標を持っています。息子も今回の経験を通して、「次は金賞を取りたい」
という、自分自身の目標を持つようになりました。

一方で、コンクールが終わってすぐに新しい曲へ取り掛かっている生徒もいます。

そして「来年は自分もコンクールに挑戦してみたい」

と、新たな挑戦に興味を持ち始めた生徒も出てきました。

同じ経験をしても、その後の進み方は一人ひとり違います。

でも、そこには共通しているものがあります。

それは「次はどうしたい?」と自分で考え、また一歩を踏み出していること。

ピアノを通して育てたいもの

私は、ピアノ教室だからといって、演奏技術だけを身につけてもらえればいいとは考えていません。

目標を決める。そのために練習する。思うようにいかない日も続ける。

本番で緊張しても、自分の力を出そうとする。

結果を受け止める。

そして、また次の目標を自分で考える。

こうした経験を積み重ねることで、

「やり抜く力」
「自分で考えて行動する力」
「悔しさを次への力に変える力」

が少しずつ育っていくのだと思います。

コンクールで得られるものは、賞だけではありません。

嬉しい結果をいただいた経験も、
悔しい思いをした経験も、
思うように演奏できなかった経験も。

そのすべてが、次の成長につながっていきます。

「楽しい」から「もっと上手になりたい」へ

ピアノを始めるきっかけは、

「音楽が好き」
「ピアノを弾いてみたい」
「楽しく習いたい」

それで十分です。

そこから、

「楽しい」

「もっと上手になりたい」

「自分で目標を決めて頑張ってみたい」

と、生徒自身の気持ちが変化していく。

私は、そんな成長を大切にしています。

もちろん、すべての生徒にコンクールへの参加を勧めているわけではありません。

コンクールに挑戦する子もいれば、自分のペースで好きな曲を楽しむ子もいます。

大切なのは、その子自身が「やってみたい」と思ったときに、一歩踏み出せる環境があること。

そして、その挑戦を先生が一緒に支えられること。

生徒たちと一緒に、私自身も学び続ける

今回の全国大会を終えて、私自身も改めてたくさんのことを学びました。

生徒一人ひとりの個性や課題に向き合いながら、

「どうしたら、もっと良い演奏ができるだろう?」
「どうしたら、この子自身が考えて成長していけるだろう?」

と考え続けることも、指導者として大切なことだと思っています。

生徒たちと一緒に悩み、考え、挑戦しながら、私自身も学び続けていきたいと思います。

楽しく学びながら、ちゃんと上達できる。

そして、

ピアノを通して、音楽だけではなく「心」も育っていく。

そんな教室を目指しています。

これからも、一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、それぞれの目標に向かう道のりを一緒に歩んでいきたいと思います。

全国大会を終えた生徒たちは、もう次の一年を歩き始めています。

私もまた、生徒たちと一緒に。

目次